No.119

鰻とクリスマスケーキとイオンへの怒りと依存効果の話
mastodonに投稿したトゥート
土用の丑の日だから、マックスバリュに勤めていた時鰻のノルマを毎年課されていたのでただでさえ嫌いな鰻がもっと嫌いになったしケーキノルマの件も含めてイオンの事永遠に恨んでるって話するね。
鰻なんかお客には大して売れないのに売り出ししてさ〜!予約してんのはノルマ課された従業員ばっかだったよ。
鰻はひとり何個だったか忘れたけど、クリスマスケーキはパートがひとり8個でバイトがひとり4個だったかなあ。
スーパーなんて何十人ものパートで回してんだから従業員分だけですごい数になるの。
従業員には神戸屋のチーズケーキとオハヨーのピノみたいなプチアイスがたくさん入ってるやつがダントツで人気あったの。何でかっていうと冷凍できるから。人に配るにしてもクリスマス期間中に8個はキツいから、ノルマ足りない分は冷凍できて比較的安いチーズケーキとプチアイスセットで数を稼ぐわけ。
そんなの自宅の冷蔵庫に入る訳ないから、クリスマスが終わると店のバックヤードの冷凍食品用冷凍庫は従業員の買ったチーズケーキとアイスセットでいっぱいになってた。
鰻の時も冷凍してたよ。
バカみたいだよね(イオンが)
◯◯人気とか「需要」なんてそうやって従業員の財布に手突っ込んで金むしり取って作り上げた虚像。

鰻の話よりクリスマスケーキの話の方が多い!何故なら私はクリスマスケーキの発注管理を一人でやらされていたから!憎しみ!勿論パートだったよ!ストレスで泣いてた!
毎年クリスマスケーキの時期の夜になると、知らないマックスバリュ社員(本社?)がやってきて大量にノルマ分のケーキ買って行くんよね。
あれ多分店ごとに社員割り振ってたんじゃないかな。売上数確保の為に。

脱線したので鰻の話に戻すと、そういうの見てきたからよく言う「需要」っていうのが信じられない。
大資本が客の需要に応えたのではなく、まず欲しい売り上げがありそれを達成する為に自分の売りたい商品のブームを作る需要の虚像を作る消費の為に消費者も従業員もコントロールする。
鰻って個々の人間の欲望だけならこんなに減ってないよ。もっとこう支配…資本主義の支配という…権力の話…資本主義ってクソやわ。

つかねー食文化なんてその土地によってバラバラもいいとこやん。魚なんて本当に地域性でるでしょ。
それを「“日本人“なら鰻!」とかアホかと。うちの地元まじ鰻人気ないよ…。
個々の土地の文化を無視して大資本が「日本の文化です〜」と画一的な「文化」で全国を均していく。搾取加害しながら。

まあ個々の倫理観もクソな訳だけど、ひとりひとりが「鰻食べるのやめよう!」と自らを戒めるみたいな話では不足だよねって。
大資本が消費者をコントロールする暴力性をもっと明らかにする…。
打倒大資本っていうか打倒資本主義っていうか…。

このトゥートへの反応で「依存効果」という言葉を知る。
依存効果とは、消費者の欲望を充足させるために商品やサービスが生産されているわけではなく、それらを生産し、企業が働きかけることによって消費者の欲望が喚起される現象のことを意味する。ガルブレイスによって、消費者の欲望が生産に依存している状況を表すために用いられている言葉である。
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生産者の宣伝,広告によって消費者の欲望が喚起されること。貧しい社会では欲望は必要によって決定されるが,豊かな社会では消費者の顕示欲が消費を促すばかりでなく,生産者の宣伝などの販売技術が欲望をつくりだす。
コトバンク

ウワーッ最近ぼんやり考えてモヤモヤしてた事これこれ…!
消費者個人の欲望/嗜好/需要によって生産が左右されている訳ではなく、大資本や権力のこれでこれだけ儲けたいっていう都合ありきでそれに合わせて生産が計画されそれに沿って宣伝等の消費喚起が行われる。ファッションなんかわかりやすくそれよね。
それってすごく…生活を支配されている…嫌!
消費行動と虐殺や軍拡や環境破壊や搾取等への加担が切り離せない事を考えると、より嫌さが増す。
反応の中に「消費社会の神話と構造」という本のタイトルもあったのでメモっとく。畳む

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